【DTM】スペクトルアナライザーのおすすめはこれで決まり【無料です】 | DTM FUN LIFE              

【DTM】スペクトルアナライザーのおすすめはこれで決まり【無料です】

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こんにちは、ノブシンです。

私はDTMを実務として20年ほどになります。
スペアナの見やすさって大事ですよね。

筆者は有料の製品を含め、色々と使ってきました。
その中でも一番おすすめのフリープラグインをご紹介します。

本記事を読んでわかること
・決定版!おすすめスペクトルアナライザー
・スペアナを使った調整方法

他のスペアナをお使いの方にも調整方法は参考になると思います。
それでは、見ていきましょう。

【DTM】スペクトルアナライザーのおすすめはこれで決まり

SPANという名前のアナライザー名前のソフトを起動した画面

おすすめスペクトルアナライザーは、Voxengo SPANという製品になります。
フリーで多機能、大変使いやすいです。(メーカー公式サイトはこちら)

使いやすいと感じた機能は以下のとおり。

① 表示のカスタマイズができる
② MS対応
③ カーソル部分の周波数表示

順番に解説してきます。

① 表示のカスタマイズができる

カスタマイズ可能な部分は以下のとおり。

・色のバリエーション
・ラインが動く速さ
・表示するポイントを絞る

スペアナってやはり見やすさが重要ですよね。

見やすさの基準は人によって違うので、カスタマイズできるのは有り難い機能です。
色の種類も充実していていいですね。

アナライズソフトで配色を選択している画面

解像度を調節してラインが動く速さも設定できます。
輪郭を把握したいときは遅めの設定にすると見やすいです。

アナライザーソフトで設定可能な解像度

その他に、表示を拡大してポイントを絞ることもできます。
細かく確認したいときに使います。

アナライザーソフトの拡大機能

② MS成分を表示できる

Mid成分、Side成分を個別に表示することも可能です。
重ねて確認もできて、何せ見やすいです。

アナライザーソフトでMS機能を使用した画面

MIXでサイド成分もフル活用するには、とてもありがたい機能ですよね。

筆者は通常トラックとマスタートラックに挿して、サイド成分の余白チェックに使っています。

③ カーソル部分の周波数表示

カーソルで合わせたポイントを周波数と音階名で表示してくれます。
配慮がすばらしいですね。

アナライザーソフトのカーソル表示

ご紹介したようにVoxengo SPANは多機能でとても使いやすいフリープラグインです。
ここまで読んで、こういったご意見のある方もいるかもしれません。

ガイド機能付きの有料プラグインはもっと使いやすいのでは?

表示がさらに洗練され、ガイド機能付きの有償製品もあります。
筆者もトライアルで使ってみました。

確かに使いやすいのですが、表示の質への高いこだわりとガイド機能は必要ないと感じました。お値段も2万円以上、とそこそこします。

ガイドはリファレンス音源に切り替えて確認すれば、代替機能をはたします。
表示もシンプルな方が確認しやすいというのが筆者の感想です。

ですので、筆者はVoxengo SPANをおすすめします。

スペクトルアナライザーを使ったおすすめ調整方法

緑色で表示される解析結果の波形と数値

スペクトルアナライザーを使った調整方法をご紹介していきます。
調整は以下の順番でするとやりやすいです。

① 低域
② 高域

順番に解説していきますね。

①低域から調整

中域や高域は周波数の形状が分散しやすいので、視覚的にも低域から始めたほうが確認しやすいです。まずキック音色とベースのみで調整すると良いです。

やり方は、まず自分の曲でキックとベースのみを鳴らし低域のピークや超低域の形状をリファレンスに近づけるように調整していきます。

低域の調整が必要なピークについて説明した図

リファレンスに近づける方法はベースにサチュレーターをかけたり、オクターブで音色を薄く重ねたりと対策を考えていきましょう。

注意する点はリファレンスの周波数の形状を意識しすぎるあまり、自分の曲の原型が崩れてしまうこと。これは避けましょう。

良い変化を伴っているか、常に意識しましょう。

リファレンスが既存曲である場合、マスタリングされているケースがほとんどですので厳密に寄せる必要はないです。

カーブの形状をおおまかに寄せていく、といった感じです。

②高域を調整

高域はリファレンスによって形状がかなり変わる場所です。
高域の周波数の形状に合わせ、それぞれ調整すると良いです。

高域の形状は以下のようなパターンがあります。

①直線
②右肩下がりのカーブ

①直線

アナライズソフトで高域に富んだなリファレンスを解析した結果

割と高域がしっかりでているリファレンスです。
積極的に高域をカットしなければ自然とこういった形状になりやすいです。

注意すること
・直線に近づけるようにする
・右肩上がりの形状にはならないようにする

高域が中域より高くなる傾向は耳についてあまり良い傾向ではありません。
最大でも、リファレンスのように直線に近い角度になるようにしましょう。

②右肩下がりのカーブ

アナライズソフトで高域が控えめなリファレンスを解析した結果

高域は控えめなリファレンスですね。
不要な高域の整理を積極的にしたほうが良いケースです。

注意すること
・右肩下がりの形状に近づける
・不要な高域を整理

高域は、ギターやシンセなど超高域にEQのLow Pass Filterを使用して不要な部分をカットしたり、Bellカーブでおさえる対処をしていきます。

中域に関しては、特殊な楽曲でなければ自然と均一になり、リファレンスを強く意識しなくてもカーブは寄せやすいはずです。

低域と高域を調整した後で気になるようであれば調整、で問題なしです。

参考細かいイコライザーの使い方は以下で解説しています。ご参考にどうぞ。

スペクトルアナライザーの形状を優先しすぎない

緑色の机に置かれるノートパソコンとヘッドフォン

アナライザーを参考に調整する際に以下を気にとめておきましょう。

アナライザーの形状を優先しすぎない

これ、本当に大切です。

当たり前ですが、アナライザーの形状を意識しすぎる余りに音のイメージが遠のいては本末転倒です。良い落とし所を見つけましょう。

周波数分布のラインを近づけることが最終の目的ではなく、出音の方向性を寄せることが第一です。音ネタ選定に戻ることで改善することが結構多いですよ。

本記事のおさらいです。
スペクトルアナライザーのおすすめはVoxengo SPANで決まりです。

スペアナを使った調整は、以下の順番で進めましょう。
リファレンスと比較しつつ調整してみて下さい。

①低域
②高域
③中域

この製品で、皆さんのDTMライフが楽しくなることを願っています。