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ギターの耳コピを正確にする方法【結論:DAWを使いましょう】

HOW TO

ギターの耳コピができるようになりたい。
でも、マニアック過ぎてムリ・・。

このように、耳コピを敬遠している方は多いですよね。
本記事では、ギターの耳コピを正確にする方法ご紹介します。

本記事の信憑性
筆者はカラオケデータ制作の実務経験あり。
耳コピはギターに限らず、よく行っています。

本記事を読んでわかること
・ギターの耳コピを正確におこなう環境
・耳コピのコツ
・TAB譜化ツールおすすめ

本記事はギターに限らず、全ての楽器の耳コピの参考になるはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう。

ギターの耳コピを正確にする方法【結論:DAWを使いましょう】

木製のテーブルに置かれたイヤホンとギターと五線譜

ギターの耳コピを正確にするなら、DAWを使うのがベストです。
ギターに限らず、耳コピするならDAWは必須。

DAWを使うと、以下がカンタンに出来るので効率上がりまくりです。

  • ピンポイントでループ再生可能
  • 音を入力しながら確認できる
  • 重ねて再生すれば間違いがわかる

上記のとおり、効率は断然上がります。
耳コピならDAWは無料版で十分。

聴き取った音と原曲を重ねて鳴らせば、間違った音など気付きやすいですし。
音楽初心者の方なら、なおさらおすすめ。

ソフトに慣れる必要は多少ありますが、決まった作業なら難しくないです。

なので、耳コピするならDAWを使ってやるのが吉。
DAW未経験者には以下がおすすめです。

代表的な無料DAW
Mac
  Garageband (Apple)
Windows
  cakewalk (Bandlab)

参考上記以外でも、有償版のお試し版として無料で使えるものもあります。
気になる方は以下の記事をどうぞ。

実際の作業の流れは、以下のような感じです。

① 本人演奏の動画があれば確認
② DAWで曲のテンポを検出
③ 音を聞き取って打ち込む

本人演奏の動画があれば確認

YouTubeで本人演奏の動画があれば、まずはチェック。
おおまかに演奏のニュアンスを把握します。

本人の動画からわかること
・弾いている弦
・奏法
・コード

ギターの場合、弾いているネックの位置で使う弦を特定できます。

指の形やポジションでコードの特定も可能。動画には有力な情報がてんこ盛りです。

使われる奏法を事前に把握しておくだけでも、効率が上がりますよ。
動画がなければ、悲しいですがヒントなしで進めましょう。

DAWで曲のテンポを検出

DAWがあればテンポを検出できてしまいます。
決まった手順なので、コツを1回つかめば簡単。

参考テンポ検出のやり方については、以下の記事でわかりやすく解説しています。簡単ですので目を通してみて下さい。

耳コピをする

耳コピをしていくワケですが、以下はそれぞれコピーの要領がちがいます。

  • コード
  • フレーズ

それぞれ、解説していきますね。

コードをコピーする

まずは以下のサンプルをお聴き下さい。

このギターの音を再現していきます。
聴き取りやすい音、とりにくい音に分けてコピーしていきます。

聴き取りやすい音から打ち込む

3箇所にノートが入力されたDAWのピアノロール画面

聴き取れた音からDAWに打ち込んでいきます。
サンプルを聴きながら確認してみて下さいね。

ギターに限ったことではないですが、以下の音は比較的聴き取りやすいはず。

  • 一番高い音
  • 高くも低くもない音
  • 一番低い音

一番高い音は、抜けが良いので取りやすいはずです。

次に、高くも低くもない音、中域で音量が突出した音です。
最高音じゃないのに聴き取りやすい音なので、これも割と聴き取りやすいです。

最後にいちばん低い音
場合によっては引っ込んで取りにくいこともあります。

一番低い音はベース音であることが多いので、コードからあたりを付けて確認していくとわかりやすいです。聴き取りにくい場合は、後回しにします。

これらを聴き取れない人は、打ち込んだコードで耳の訓練をする

目立つ音も聴き取れない、そんな方は「音程」に慣れていない可能性が大。
打ち込んだコード成分を確かめるなど、まずは音程に慣れましょう。

聴き取りにくい音の対処

ぜんぶ聴き取れれば問題ナシなのですが、原曲と比べると何かもの足りない・・、そんな時はこの方法を使います。

コードから推測される音を一緒に鳴らして特定する

具体的には「聴き取れた音」以外のコード成分の音を音源と一緒に鳴らして確認していきます。

どうしても目立つ音に意識が向いてしまうものです。
ガイド音をつくり、音源と鳴らしながらオン・オフを繰り返すと音の有無を確認しやすいです。

今回の例の場合、以下のような流れです。

・聴き取れる音(D3・C4・G4)を打ち込む
・コードをDsus4と特定
・聴き取れない音(A3)を特定

コード成分D3、C4、G4は聴き取れているので、足りない音A4を打ち込みます。

「音源と打ち込んだA4を一緒に鳴らす」→「ガイド音をミュート」→「ミュートを解除」を繰り返し、音が存在するかを確認。このように、ノートを実際に鳴らしてみるとわかりやすいですよ。

フレーズをコピーする

こちらもサンプルを用意しました。

このギターソロをコピーするにはどうしたら良いか?
やり方は以下の2つ。

  • 聴き取れない部分をループで確認
  • タイムストレッチを使う

順番に解説していきますね。

聴き取れない部分をループで確認

こちらも聴き取れた部分のみ、以下のようにDAWに打ち込みます。

まばらにノートが入力されたDAWのピアノロール画面

中抜けしているのは聴き取れない部分。(紫色の部分)
聴き取れない部分をDAWでループ再生します。

DAWの波形を拡大した画面

ループ再生すると速いフレーズも聴き取りやすいです。
以下は実際のMIDIデータ。

ギターのフレーズを表示したDAWのピアノロール画面

ループ再生するとフレーズのリズムをつかみやすくなるので、コピーの難易度が断然下がります。是非、お試しあれ。

タイムストレッチを使う

タイムストレッチとは、オーディオデータの尺を変えて再生速度を調整する機能。

再生速度を落として聴き取りやすくします。
この機能はどのDAWにも付属しており、使い方も簡単。

ですが、以下のデメリットもあります。

・大きな尺変更をおこなうと音がくずれる
・うまくいくとは限らない

極端に尺を変更すると、音像がボヤけて聴きとるどころではなくなくなります。データによりけりですが、BPM-30くらいを目安にすると良いかもですね。

またどちらかと言うと、ソロトラックに基本向いている機能でして、2MIXには過激な尺変更は不向き。結果、うまくいかないと音が崩壊します。

うまくいけば使ってみる、という感じです。

耳コピができたら、ギターを演奏してみよう

コンサートホールでスポットライトを浴びながらエレキギターを弾く男性

コピーしたギターを演奏するなら、TAB譜化するのがおすすめ。
慣れればMIDIデータを見ながら演奏も可能、ですがTAB譜って見やすいですよね。

TAB譜化するソフトを2つ、ご紹介します。

TAB譜化ソフトおすすめ
・ TuxGuitar (フリーソフト)
・ TablEdit (有償)

2つとも、Mac版とWindows版両方あります。
有償ソフトでもかなりお手頃な値段なので、おすすめです。

どうしても無料が良いという方は、TuxGuitarを使いましょう。

「ギターの耳コピを正確にする方法」まとめ

右手を耳に当てて音を確かめるそぶりをする女性

本記事のまとめです。
ギターに限らずですが、正確な耳コピをするならDAWを使いましょう。

理由は以下のとおり。

  • ピンポイントでループ再生可能
  • 音を入力しながら確認できる
  • 重ねて再生すれば間違いがわかる

DAWを使った耳コピの流れは以下のような感じです。

  • 本人演奏の動画があれば確認
  • DAWで曲のテンポを検出
  • 音を聴き取って打ち込む

音を聴き取るとき、コードとフレーズのコピーのコツを使い分けましょう。

コードで聴き取れない音は特定したコード成分からガイド音をつくり、オンオフを繰り返しながら音源と同時再生してみる。

フレーズで聴き取れない部分は、ループ再生して確認またはタイムストレッチ機能を使って再生速度を落として確認。

今回はギターの耳コピのやり方としてご紹介しましたが、他のパートもやり方は同じ。
この機会に、耳コピに慣れてしまいましょう!